2023年12月15日に公開されたスタジオポノック最新作の『屋根裏のラジャー』が爆死したと言われてますね。
yahoo検索の関連用語で『屋根裏のラジャー 爆死』と出てくるほど。
初動3日間の興行収入が7,000万で、大コケしたというニュースも流れました。
爆死ってよっぽどだね💦
想定したよりも、想像を絶するレベルで客入りが少なかったんですね。
ですが、これって非常にもったいない!
なぜなら、
実際に屋根裏のラジャーを観た人の感想は、高評価が多いから!
どうやら『屋根裏のラジャー』は、作品自体はとても良い出来にも関わらず、世間の目に触れていないようです。
そこで今回は、
『屋根裏のラジャー』が爆死と言われる理由とその原因
また、実際観た人はどう評価しているか
について、考察していきます!
ぜひ、最後までお付き合いください!
屋根裏のラジャーが爆死と言われる理由
現時点で、屋根裏のラジャーは『爆死した』と言わざるを得ない状況です。
なぜ爆死と言われるかというと、
想像を絶するレベルで観客が少なかったから。
全国350館以上で公開されたにもかかわらず、あまりの客入りの少なさに
公開1週間で、22万席あった座席が5万席にまで減らされました。
実は、公開初日から爆死の予感はありました。
観覧した人のツイートなどで、
公開初日でですでに相当空席が目出っていた
という情報が出ています。
通常、映画は公開初日&直後の週末が1番観客動員数が多いと言われています。
初動で観客が少なければ、今後はもっと厳しくなるでしょう。
劇場側が屋根裏のラジャーは『人気がない』と判断して、座先数を減らしたということですね。
屋根裏のラジャー:劇場の様子
SNSや口コミなどで、公開初日~数日後の劇場の客入りが紹介されていました。
公開翌日の土曜18時の回で、劇場ガラガラ…
初日の着席率が2.9%はやばい。
帰りにふらっと屋根裏のラジャー見に行ったら観客僕だけでスーパー気まZだった😂 pic.twitter.com/1KaF2wcsRt
— やす🕊 (@kkxx930) December 21, 2023
「屋根裏のラジャー」西宮OSの観客数ヤバいな。通常上映でこれからの回が通路側しか埋まってなくてIMAX版これからの回がゼロと(^_^;)
— konitan@兵庫・西宮 (@KonitanJP) December 16, 2023
うわわわ…想像以上にお客が入っていない感じがありますね💦
屋根裏のラジャー:劇場側は縮小方向へ
初日の観客動員数を受けて、各劇場では即上映スケジュールの見直しに入ったようです。
グランドシネマサンシャイン 池袋では、たった1週間で上映が打ち切られてしまいました!!
12/15(金) 公開初日 上映回数1日4回
12/18(月) 上映回数変更 1日1回のみ
12/21(木) 上映終了
えぇぇぇぇ~!!1週間で終わった???
衝撃の早さですね。人気の劇場なだけに客入りには敏感に反応するのでしょう。
シネマサンシャイン大和郡山でも、公開翌週には上映スケジュールを縮小していました。
12/15(金) 公開初日 上映回数1日4回
12/18(月) 上映回数変更 1日1回のみ
この他にも、週明けに上映回数を縮小させた劇場は多いようです。
屋根裏のラジャー:興行収入
公開されてから、12月15日~17日の3日間の興行収入が発表されました。
『屋根裏のラジャー』は、7,000万円で映画ランキングでは9位だったようです。
最終的な興行収入は、4億に届かないのでは?と言われています。
前回の『メアリと魔女の花』の興行収入が32.9億円で、それでも赤字だったのでは?と言われていることから、『屋根裏のラジャー』は相当やばい状況かもしれません。
屋根裏のラジャー:上映はいつまで?
屋根裏のラジャーはいつまで上映されるのでしょうか?
これはどの映画にも言えることですが、上映の開始時点で終了日は設定されていません。
また上映終了日は、各劇場ごとに異なります。
・公開1週目の観客動員数
・話題性
・劇場ごとの動員推移
これらを元に、各劇場の経営者が決定するからです。
『屋根裏のラジャー』は、冬休みの子供向けに公開されたと思いますが、現状ではかなり縮小方向に動いていますよね。
グランドシネマサンシャイン 池袋のように、冬休みを待たず、すでに上映終了している映画館もあります。
もしかしたら、
12月いっぱい~長くて正月明けには、上映終了になるかもしれません。
劇場によっては、上映時間の変更が行われている可能性が高いので、確認してから行った方が良さそうです。
屋根裏のラジャーが爆死した原因
屋根裏のラジャーが爆死した原因は、3つあると考えます。
1 世間の前評判が低かった
2 予告やポスターの引きが弱い
3 ライバル映画が強すぎた
それぞれ詳しく解説します。
爆死原因① 世間の前評判が低かった
まず、スタジオポノックに対して世間の評価や期待が低かったことが考えられます。
要因は、前作の『メアリと魔女の花』やポノック短編劇場のウケが良くなかったためでしょう。
実際、私の周りでも、「最近のジブリは面白くない」と感じている人が多い印象でした。
(※ポノック映画とジブリは別です)
これまでの過去の傾向から、最新作への期待が低くなってしまったことが考えられます。
爆死原因② 予告やポスターの引きが弱い
屋根裏のラジャーは、予告で失敗(損)しているという声がよく聞かれます。
予告やポスターの引きが弱いせいで、お客が集まらなかったということですね。
実際、予告やポスターを見た感想を紹介します。
つまらなそう。無料でも見たくない 時間がもったいない
パチモン感がしゅごひ。。
全然ワクワクしない
メアリと~ もそうだったけど、わざと外してるのかなって思う
世間の多くは、屋根裏のラジャーをぱっと見で面白くなさそうと判断しているのが分かりますね。
予告やポスターが観客に刺さらなかった原因は、
・ジブリのパクリに見える
(千と千尋の神隠しのスタイルに似てる)
・タイトルに魅かれない
・絵が苦手(ジブリと現代風の作画が混じってる感じ)
・面白さが伝わってこない
・ストーリー展開が見えない
・全体的に暗い
・本編のワクワク感や切なさが表現されていない
・誰がメインキャラかわからない
といった評価がありました。
せっかく本編は面白いのに、良さを伝えられなかったということでしょう。
予告やポスター1つで結果は変わっていたかもしれないね
爆死原因③ ライバル映画が強すぎた
『屋根裏のラジャー』が公開された12月15日は、
・ディズニーの100周年記念映画『ウィッシュ』
・パウパトロールの『パウパトロール・ザ・マイティ・ムービー』
が同時公開されました。
特に、ウィッシュは、魔法をテーマにしたミュージカルアニメで、大人も子供も楽しめる作品。
もろにターゲット層が被ってますよね。
ディズニーが100周年記念に、これまでの集大成として作った話題作で、前評判もかなり高かったようです。
案の定、ウィッシュは翌週の映画ランキング1位となり、大敗を喫してしまいました。
さすがは世界のディズニー!強すぎだね。
更に、追い打ちをかけるように、翌週の12月22日には、
・劇場版 SPY×FAMILY
・仮面ライダー
の映画も公開されました。
SPY×FAMILYは、幼児~大人まで幅広い層に好かれる超人気アニメなので、これまた多いにターゲット層が被ってしまっています。
屋根裏のラジャーは公開時期が悪かったのかもしれません。
夏に公開してれば、少しは結果が変わったかも?!
屋根裏のラジャー:実際の口コミまとめ
観客動員数が低いせいで、爆死している屋根裏のラジャーですが、実は作品自体の評価は高いようです!
これは、非常にもったいないことですよね。
映画の内容がひどいなら仕方ないと言えますが、良作が人の目に触れず終わってしまうのは、残念すぎます。
映画.comの評価を見ると、執筆時点での口コミ全110件の内訳はこのようになっていました。
★4つ以上の評価が73%と高めですね!
★2以下は4%なので、実際観たほとんどの人は、この映画を高評価していると言えそうです。
では、実際に映画を見た人の口コミを紹介します。
屋根裏のラジャー:良い口コミ
屋根裏のラジャーを観た多くの人が『泣いた』『号泣した』と評価していました。
子供向けアニメのようで、しっかりと大人にも刺さる内容になっています。
屋根裏のラジャーは、子供の想像の世界を映像化するというかなり難しい試みだったようですが、その点では想像を上回る出来だったようです。
あまり期待せずに見た人も多いようですが、思っていた以上に傑作だったと評価しています。
ポイントは次の2点です。
屋根裏のラジャーはとにかく絵がキレイとのこと!
特に冒頭5分間の映像美は必見のようですね。
手描きの細かくて美しい描写に加え、フランスから新たに導入した技術で、2Dと3Dの中間のような表現が可能になったようです。
口コミでも、この映像の美しさに圧倒された視聴者は多いです。
ジブリで培われた技術が、更に進化を遂げた感じですね!
美術監督を務めました #屋根裏のラジャー
— kosuke_hayashi/林孝輔 (@k_hayashi_1202) December 14, 2023
公開中です
沢山間違えて沢山描き直して、それでも丁寧に一枚一枚仕上げてきました。絵しかない自分でも、小さい頃何度も何度も見たそういう映画を作るんだ、という思いで頑張ってきました。
本当に本当に、なるべく多くの方に見て頂きたいです。お願いします pic.twitter.com/NbLdm7WS9d
屋根裏のラジャーは、大人になると忘れてしまう大事なものを思い出させてくれるストーリーです。
現実と想像の世界が融合し、子供の想像力の豊かさに驚かされます。
大人になるとすっかり忘れているのに、想像の中の友達はずっと忘れません。
その切ない設定や世界観に号泣した観客も多いようです。
#屋根裏のラジャー
— 香子 (@Kaoru_fl) December 16, 2023
絵がとっっっても綺麗でした✨ポノック映画は本当に丁寧✨
内容は大人でも泣けます🥲大切なものを再確認できます。
スタジオポノックの皆さま、素敵な映画をありがとうございました🌸 pic.twitter.com/twxAXUtA3W
『屋根裏のラジャー』
— なまたまご (@Ace_r_kaede) December 16, 2023
超絶大傑作。誓いと底抜けの想像力、あの”傘”は飛翔する意志の象徴か。襲い来る運命に精一杯抗う心、力強い願いが容赦ない現実をぶっ飛ばす様は圧巻だ。
表裏一体の喜びと悲哀。大人への通過儀礼、儚い出逢いと愛溢れる別れ。秘めた寂しさの裏返し、ラジャー誕生の真実に号泣。 pic.twitter.com/pc61vjqNkf
屋根裏のラジャー:悪い口コミ
もちろん、評価の低い口コミもあります。
最後の敵キャラとの闘いが『尻すぼみ』だった、宮崎駿ならもっと盛り上げたのでは?といったコメントが散見されました。
前作の『メアリと魔女の花』でも同じような批評は多かったですね。
一番盛り上がるシーンで肩透かしを食らうと少し残念な感じがしますよね。
子供と大人と、どっちにスポットを当てているのか分からないという意見もありました。
子供にしては、少し怖い描写があるので、対象年齢は少し高めかもしれません。
前作のメアリは、ほぼ子供向けの映画でしたが、ラジャーは大人も楽しめる作品になっているので、逆に対象が分かりにくいという評価もあるようです。
屋根裏のラジャー爆死 まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、スタジオポノック最新作の『屋根裏のラジャー』について、
・爆死と言われる理由とその原因
・実際観た人はどう評価しているか
について、考察しました。
爆死したと言われる理由は、
想像を絶するレベルで観客数が少なかったから
爆死した原因は、
・世間の前評判が低かったこと
・予告やポスターの引きが弱かったこと
・ライバル映画が強すぎたこと
の3つが考えられます。
けれども、内容は非常に高評価なので、多くの人に知られないのが残念です。
まだ観に行っていない人は、ぜひお早めに劇場でチェックしてみてください。
以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。