箱根駅伝2025関東学生連合が復活!2024大会で廃止された理由を考察!

※記事内にプロモーション(Amazonアソシエイト含む)を掲載している場合があります。

この記事では、

箱根駅伝2025関東学生連合が復活!2024大会で廃止された理由を考察!

と題して、箱根駅伝の関東学生連合が廃止を経て2025年復活についてお伝えます。

2025年箱根駅伝に臨む、関東学生連合チームメンバーが発表されましたね!

しかし、2024年は『関東学生連合(学連選抜)チーム』が出場していなくて、あれ?と思った人も多いのでは??

観客A
観客A

なんで2024年は学連選抜チームがいなかったの?

観客B
観客B

学連選抜チームが廃止されたらしいけど理由は??

私も疑問に思ったので、徹底的に調べてみました!

今回は、2024年第100回箱根駅伝大会で、

・関東学生連合(学連選抜)チームが廃止された理由

について、詳しく解説します。

気になる方は最後までお付き合いください!

箱根駅伝2025関東学生連合が復活!

2024年10月24日に、第101回箱根駅伝に臨む関東学生連合チームのメンバーが発表されました!

箱根駅伝の舞台に関東学生連合チームが2年ぶりに帰ってきましたね^^

10月19日の予選会の結果から選出されたメンバーは、古川大晃選手(東大院)や小山洋生選手(筑波大)など16人の個性豊かな選手が発表されました。

102回大会以降の関東学生連合の編成については未定で、加盟校の意見を募り再協議されるとのことです。

くま太
くま太

関東学生連合チームは、箱根駅伝の見どころのひとつだよね!

関東学生連合(学連選抜)チームとは

『関東学生連合(学連選抜)チーム』というのは、箱根駅伝に出場するチームの一つで、

予選会で落ちた大学10校のうち、成績上位者を集めた連合チームです!

以前は、『関東学連選抜チーム』という名称でしたが、2014年に『関東学生連合チーム』に名称変更されました。

くろこ
くろこ

今でも『学連選抜』って呼んでる人は多いよ。

関東学生連合チームの選出方法

関東学生連合チームの選出方法をWikipediaからまとめると、

関東学生連合チーム選出のルール
  • 予選会で落ちた大学の中から個人タイムの早い順で選出
  • 各大学1名
  • 箱根駅伝本選で走った経験がない選手に限る
  • 留学生は選ばれない
  • 学内1位の選手が出場経験ありの場合は、学内2位の選手が選抜される
  • 学内1位の選手が辞退した場合が、学内17位の選手が選抜される

このルールで選抜された10名の選手がメンバーとなります。

個人タイムが良ければ出場できるので、選手たちにとっては、敗者復活戦のような立ち位置ですね!!

ただし、関東学生連合チームは、オープン参加となるため、チームの順位はつきません!

関東学生連合チームはいつから?

関東学生連合(関東学連選抜)チームは、

2003年第79回箱根駅伝大会から発足されています。

当時は、出場校が今より少なかったので、出場校以外の大学の選手にも出場機会を広げるために導入されました。

はじめは特定の大学に偏ったり、同じ人が何度も出場したり問題が多かったようで、何度かルールが追加されて今の選出方法になりました。

当時は、連合チームの結成は5年ごとの記念大会のみでいいんじゃないか?という議論もなされたようです。

関東学生連合チーム廃止の理由

関東学生連合(学連選抜)チームが2024年大会で廃止された理由は何だったのでしょうか?

廃止理由について、関東学生連盟から明確な発表はありませんでした。

個人的に、以下の5つの理由からではないかと考えます。

①監督の負担が大きい
②関東学生連盟の負担が大きい
③箱根駅伝の理念に反している
④『全日本学生連合チーム』は困難
⑤100回大会はきりがいい

詳しく見ていきましょう

廃止の理由①:監督の負担が大きい

学連連合チームの監督は、予選会で落ちた最上位の大学の監督が担うルールになっています。

でも、考えてみてください!

天塩にかけた自分の大学チームではなく、(言い方悪いですが)寄せ集めのチーム監督をしないといけないんですよ。

・個人の集まりなのでチームとしてまとまりづらい

・各大学から区間配置に関して圧力をかけられる

・自分の大学のチームと連合チーム両方の面倒をみないといけない

くろこ
くろこ

監督しんどすぎ。

自分のチームが箱根出場権を逃したことで悔しいうえに、まわりから責任追及されるし。

正直、連合チームの監督をする気分にはなれないかもしれませんね。

自分の大学には、あまり得にならないので。

監督視点で、学生連合チーム存続に反対する人がいるのは納得です。

廃止の理由②:関東学生連盟の負担が大きい

監督だけでなく、主催者の関東学生連盟も負担に感じている可能性があります。

通常の大学チームであれば、その大学がある程度責任をもちますが、学生連合チームの責任は、関東学生連盟がみないといけません。

例えば、区間移動の際の事故の責任など。

また、10校の大学の合同なので、各大学からの要望や意見を集約したり調整するのも大変です。

開催者側のスタンスは「記念大会の時だけでいいんじゃない?」「廃止してもいいんじゃない?」

だと思います。

廃止の理由③:箱根駅伝の理念に反する

駅伝の理念は、チーム競技です。

たすきをつないでチームで記録を競うからこそ、ドラマや感動が生まれるんですよね。

同じ釜の飯を食った仲間で箱根駅伝を目指すのが本来の姿なのに、学生連合チームが存在することで、

・はじめから個人で箱根出場を目指す選手がいる

・チーム強化より、個人選手の強化に注力する大学側

などと、本末転倒な事態が起こったりしています。

関東学連チームの存在は、弱小大学にとってチーム強化より個人プレーに走らせてしまうので反対!

という意見はあるでしょう。

廃止の理由④:『日本学生連合チーム』は困難

第100回大会は、全国化されることが決定していました。

もし、学生連合チームを結成するとなると、当然、「関東学生連合チーム」ではなく、全日本学生連合チーム」になるでしょう。

北は北海道から南は沖縄までの選手を一つのチームにまとめるとなると、

・地方の選手や監督の交通費等の問題

・チーム全体で練習するのが困難

など、考えるだけでかなり調整事項が多そう・・・。

こういった問題が起こるので、連合チームを結成するのは無しにしたのかもしれません。

廃止の理由⑤:100回大会はきりがいい

通常の大会で学生連合チームの廃止を決定すると、なんで急に??と世間の注目は集まり、大きな議論を呼ぶでしょう。

しかし、第100回大会は節目の年で、『箱根駅伝全国化』という大イベントのおかげで、

連合チームが廃止されたことは、世間からそれほど注目されませんでした。

くろこ
くろこ

実際、知らなかった人も多いんじゃない?

開催者側がもし「連合チームの廃止」を以前から考えていたのだとしたら、第100回大会はきりがよかったのかもしれません。

関東学生連合チーム廃止の問題点

関東学生連合チーム廃止が決定されたことの問題点は、

肝心の学生たちの意見が反映されていないことです。

簡単に言うと、今回の廃止決定は、学生たちが知らない間に主催者が勝手に決めたという印象です。

実際、東京大学の学生たちが中心に調査したところ、関東学連加盟校の3分の1以上が、関東学生連合チームの存続を望んでいるにもかかわらず、廃止が決定されてしまいました。

原因は、

・廃止決定前に「臨時総会」を開催してもらえなかった

・会議当日に資料が届いたせいで、各大学内で議論する時間がなかった

・会長に一任という形で会議に参加していない大学が多い(←賛成票になっている)

といったところでしょうか。

くろこ
くろこ

ちょっともやもやするね。

どうも以前から、箱根駅伝に関する重要事項は、関東学連(主催者)がワンマンで決めてしまって、学生の意見が反映されないという問題が起こっていたようです。

双方が納得する形で決定されるのが望ましいですよね。

関東学生連合チーム廃止に対する世間の反応

関東学生連合チームの廃止に対して、世間の反応はどうだったのでしょうか。

関東学連選抜チームで2度走った川内優輝さん(学習院大卒)の投稿です。

川内さんは、経験者として「関東学生連合チーム」の存続を望んでおり、学生の意見を反映させない開催者側のやり方に疑問を持っているようです。

青山学院大学の原監督も同様に、関東学連のあり方に異議を唱えています。

第99回大会で、関東学生連合チーム1区を走って話題になった育英大の新田颯選手の投稿です。

これらの投稿を見るに、これまで関東学生連合チームで走った経験のある選手の多くは、

関東学生連合チームの存続を望んでいました!

2025年第101回箱根駅伝では、関東学生連合チームが復活!

学生の意見が反映されたのでしょうか?喜ばしいことですね^^

関東学生連合チーム廃止による影響

『関東学生連合チーム』が廃止されることでどういった影響があるでしょうか。

3つの視点で考えてみたいと思います。

①箱根駅伝出場校以外の大学にとっての影響

②箱根駅伝出場校以外の選手個人にとっての影響

③箱根駅伝ファンへの影響

詳しく見ていきましょう。

箱根駅伝出場校以外の大学にとっての影響

箱根駅伝に出場できない大学にとっては、

大学の宣伝をする機会を失いました!

箱根駅伝は、視聴率25%を超える超人気番組です。

学生連合チームで1人出場すると、約1時間はその大学がアピールされます。

第99回大会では、関東学生連合チームの新田颯選手※当時育英大学4年生)が1区で強豪校のランナーを突き放して独走し、大注目を浴びました。

ツイッターでは、「新田颯」の名前がトレンド入りし、育英大学のHPはアクセスが集中しすぎて、一時接続できない事態になったそうです!

箱根駅伝は、大学受験率に大きく影響を与えます。

かつて「山の神」柏原竜二選手の活躍で、東洋大学が総合優勝した年の入学志願者は約1万人増加したそうです。

関東学生連合チームが廃止されたことで、

出場校以外の大学は、宣伝の場を一つなくしてしまいました

箱根駅伝出場校以外の選手個人にとっての影響

もし、関東学生連合チームの廃止が今後も続くとしたら、個人の選手にとって

進路選択に大きな影響を与えることになります。

これまでは、強豪校に所属していなくても、予選会で個人タイムが良ければ箱根駅伝に出場できていました。

言い換えれば、

自分の進路希望に沿った大学(強豪校以外)に進みながらも、箱根も目指せたわけです。

もし、今後関東学連チームが廃止されるとしたら、箱根駅伝に出場するためには強豪校に進学するしかありません

大学の進路決定にも影響を及ぼすでしょう。

箱根駅伝ファンへの影響

箱根駅伝ファンの中には、特定の大学ではなく、その時々の注目選手を応援する人が多いです。

関東学生連合チームの無名の選手たちが、強豪のエリート選手に食らいつく姿には、胸が熱くなります!

20年以上続く学連チームが廃止されることは、ファンにとっても寂しい限りでした。

関東学生連合チーム廃止の理由 まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、

箱根駅伝2025関東学生連合が復活!2024大会で廃止された理由を考察!

と題して、箱根駅伝の関東学生連合が廃止を経て2025年復活についてお伝えしました!

第100回箱根駅伝大会で、関東学生連合チームが廃止された理由について、正式な発表はありませんでしたが、考えられる要因は次の5つです。

  • 監督の負担が大きいから
  • 関東学生連盟の負担が大きいから
  • 箱根駅伝の理念に反しているから
  • 『全日本学生連合チーム』は困難だから
  • 100回大会はきりがいいから

2025年第101回箱根駅伝では、関東学生連合チームは復活!

「学生連合チーム」の活躍が楽しみですね^^

今回は以上です。

最後までお読みいただきありがとうございました!

2 COMMENTS

相原

青山の3区選手並みに、疑問に思ってわずか数時間の間にくまなく調べ、まとめたのには感動しました。
学連選抜のそれぞれの有志が観られないのと、シード獲得すると出場校が増える特典が無くなるのは残念です。

返信する
hina0296@gmail.com

相原さん、コメントありがとうございます。
記事も読んでいただきありがとうございます。
非常に嬉しいです。今年の箱根駅伝も熱かったですね!!
分かります!私も学連選抜が見られなくて非常に残念に感じたので記事にしました。
来年は復活するといいですよね。

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です