2023年日本レコード大賞に紅白歌合戦トップバッターなど、新しい学校のリーダーズは引っ張りだこでしたね!
新しい学校のリーダーズと言えば、あの「オトナブルー♪」ですよね!
日本レコード大賞の優秀作品賞に輝いた曲です!
一度聴くと、耳に残る中毒性がありますよね(笑)
昭和歌謡のような曲調で、ボーカルのSUZUKAさんが少しハスキーでセクシーな歌い方をするので、私は、山口百恵さんを思い出しました。

うちの子供もハマって鬼リピしてるよ!
ですが、この「オトナブルー」一部の視聴者から
気持ち悪い!
と、とても不評です。
確かにいい曲だけど、パフォーマンスに変な違和感とも魅力ともいえる何かがありますよね。
一体なぜ、オトナブルーは気持ち悪いと評されるのでしょうか?
今回は、新しい学校のリーダーズの
「オトナブルー」が気持ち悪いと言われている理由
について、徹底考察します。
また、新しい学校のリーダーズを『嫌い』『苦手』と感じる人も多い一方で
なぜ『オトナブルー』は爆発的に人気なのか?
その理由についても探ってみました!
この記事を読めば、オトナブルーを観て感じたモヤモヤ感の正体が分かりますよ!
ぜひ最後までお付き合いください!
オトナブルー気持ち悪い理由8選
【第65回 輝く!日本レコード大賞】
— ATARASHII GAKKO! – 新しい学校のリーダーズ (@japanleaders) December 30, 2023
優秀作品賞「オトナブルー」💽
歴史あるレコード大賞の舞台に立てたこと嬉しく思います!誠にありがとうございました💫#レコード大賞 #レコ大 pic.twitter.com/6n9WdPQHUx
個人的に、新しい学校のリーダーズの代表曲「オトナブルー」を聴いて、気持ち悪いと感じてしまう理由は、
彼女たちの目指すコンセプトが、日本の「恥の文化」と相反するからだと感じました。
模範的なヤツばかりが評価されるこの時代、くだらない不寛容社会から、個性と自由ではみ出していく
wikipediaより引用
彼女たちのコンセプトは、はみ出すこと!
確かに、これまであったどの王道ジャンルからも微妙にはみだしています。
前提として、
メンバー全員、顔、歌、ダンスのポテンシャルが相当高い
にもかかわらず、オトナブルーは
・王道のアイドル路線ではない
・官能的な歌詞にもかかわらずセクシーでもない
・見た目がダサいのに、セクシャルなアピールをする
・実力はめちゃくちゃ高いのにふざけまくってる
どの枠にもスッキリはまらないですよね。
日本には、昔から「恥の文化」というものがあり、行動規範が欧米とは異なります。
日本では、他人の目が行動の基準になっており、人に見られて「恥ずかしいか、恥ずかしくないか」という基準で行動すること。
ちなみに、欧米は「罪の文化」で、行動基準は「正しいか、正しくないか」
この「恥の文化」が根付いているからこそ、オトナブルーを観て「恥ずかしい」⇒「気持ち悪い」という感覚が生まれるのではないかと思いました。
もしかしたら、
「気持ち悪い」と感じる我々が逆に、不寛容社会に染まっているのかもしれません。
それでは、世間一般の視聴者が、具体的にオトナブルーのどんな点が気持ち悪いと感じているのか紹介しますね。
気持ち悪い理由① 制服✖性的アピールが気持ち悪い

気持ち悪いと言われる一番の理由は、
女子中高生の制服を着て、性的な表現のある歌を歌っていること
だと思いました。
かつて、おニャン子クラブの「セーラー服を脱がさないで」という昭和の名曲が大ヒットしましたが、現代ではこの曲に対して
・セーラー服=性的なものと印象付ける
・未成年者の性的搾取を斡旋させる
・女性蔑視
などと問題視され、特に女性層からは大きな反感を買っています。
女子中高生などの未成年者が大人の食い物にされている感が、許せないんですよね。
ですが!
オトナブルーは、それを真っ向から表現しています(笑)
敢えて、
女性自らが、
女子中高生の制服を着て
性的なアピールをしている。
このことに、自ら搾取される側になろうとしている違和感と、時代錯誤的な気持ちの悪さを感じる大人が多いのでしょう!
気持ち悪い理由② 歌詞自体が気持ち悪い

新しい学校のリーダーズが制服を着ていなかったとしても、オトナブルーの歌詞自体に気持ち悪いと感じる人もいるでしょう。
オトナブルーの歌詞は、露骨な官能表現が多いです。
歌詞の一部を紹介すると、
わかってる。ほしいんでしょ?
艶やかな この唇(二度見する この躰)
(中略)
淫らな視線が絡みつく
ねぇ 何を期待してるの?
歌ネットより引用
あまりにも直接的な表現に、嫌悪感や羞恥心を感じる方も多いでしょう。
特に、子供には歌ってほしくないと感じる親御さんも。

うーん、確かに娘にはあんま歌ってほしくないかも。
気持ち悪い理由③ 服装が気持ち悪い

見た目の、服装自体が気持ち悪いと感じる人もいます。
新しい学校のリーダーズの4人は、全員成人しています。
MIZYU(24歳) RIN(22歳) SUZUKA(22歳) KANON(21歳) ※2023.12月時点
気持ち悪いと感じるポイントは、以下の4つでしょう。
・成人した大人の女性がセーラー服を着ていること
・スカート丈がひざ下&腕章が昭和感があること
・謎の文章(青春日本代表)が書かれたハイソックス
・緑色の上履き

いつまで制服着続けるんだろ?
デビュー当時は学生で良かったですが、年齢が上がるにつれて、余計に違和感を感じる人は増えそうですね。
気持ち悪い理由④ ダンスが気持ち悪い

新しい学校のリーダーズのダンスはキレがあるのですが、オトナブルーのダンスは特殊です(笑)
特に、「首振りダンス」と呼ばれる、正面を向いて首を左右に動かす動きが気持ち悪いと感じるようです。
・真顔で首だけ左右に動かしている
・足をがに股に開いてタップしている
・それを4人が完璧にシンクロさせている
・揃いすぎてて気持ち悪い
という心理だと思いました。

逆にやろうとしてもできないけど!
気持ち悪い理由⑤ パフォーマンスが下品で気持ち悪い

パフォーマンスが下品と感じる点も気持ち悪いと言われています。
主には、
・曲中、舌を出したり、口の中を見せる
・わざとスカートを捲し上げて足を見せる
・腰に手を当てて、腰を振るダンス
などが気持ち悪いと感じるようです。
品がないと感じてしまうのでしょう。
気持ち悪い理由⑥ クセが強すぎて気持ち悪い

Youtubeチャンネルの「THE FIRST TAKE」では、クセ強いな~(笑)と思いましたよ。
それがこのグループの人気の特徴でもあり、気持ち悪いと言われる理由でもあるのでしょう。
クセが強いと思ったポイントはここらへんですね。
・登場シーンが1列縦隊の駆け足(わっせわっせの掛け声)
・挨拶がなぜか組体操
・全員がふざけている
・変顔や変な振り付けが多い
・テンションがおかしい(笑)
特に、挨拶のシーンでは、ドラゴンボールの「ギニュー特戦隊」が思い浮かびました(笑)
1発撮りの番組で、めちゃくちゃ緊張感があると言われている雰囲気で、ここまでのびのびとふざけられるのは、逆にすごいことでもあります!!
ですが、このクセの強さを生理的に受け付けない人もいるのだと思います。
気持ち悪い理由⑦ 昭和のパクリ感が気持ち悪い

昭和の名曲をパクっている感じが気持ち悪いと感じる人もいるようです。
確かに、聴いていると、何かの曲に似ているんだよな~と思う感覚がありますよね。

私は、山口百恵の「プレイバック Part2」に似ていると思ったよ~!
他にも、
・和田アキ子の「古い日記」
・山本リンダの「どうにもとまらない」
・相川七瀬の「夢見る少女じゃいられない」
・中森明菜の「DESIRE」
などに似ていると感じる意見がありました。
実際オトナブルーは、
和田アキ子さんの「古い日記」をオマージュしているようです。
ですが、昭和の名曲に、
無理やり寄せている感じが気持ち悪いと感じる人もいるのかもしれません。
気持ち悪い理由⑧ SUZUKAがふざけすぎてて気持ち悪い

オトナブルーでもそれ以外の楽曲でも、ぶっちぎりふざけているのは、メインボーカルのSUZUKA(長身眼鏡の子)です。
このSUZUKAのふざけすぎ感を気持ち悪く思う人もいるようです。
オトナブルーに関していえば、冒頭の「わかってる。ほしいんでしょ?」の部分でスカートをめくり過ぎたり、がに股ポーズや、舌を出すなど、やりすぎ感がありますね。
実は、SUZUKAは生粋の関西人で、ファンサービス精神も旺盛、場を楽しませたい!という思いが強いのだと思います。
「FNS歌謡祭」では、最後にコメントを求められた際、
「本当にFNS歌謡祭初めての出演でこんなに素晴らしい思い出を体験させていただけるなんて。本当に胸がいっぱいいっぱいおっぱいです」
スポニチより引用
と発言して、場を凍り付かせたそうです(笑)
NHKの紅白歌合戦ではどんなパフォーマンスが見られるのでしょうか。
一定数のクレームは仕方ないかもしれませんね。
オトナブルーが大人気の理由

オトナブルーは、様々な理由で『気持ち悪い』と批評されており、またそのせいで新しい学校のリーダーズのことを嫌い、苦手という人も多いですが、その一方で人気は絶大です!
この人気の理由は何なんでしょうか。
考えられる理由は、以下の4つです。
・SNSによるバズり
・海外で大人気
・昭和歌謡は耳馴染みがよい
・パフォーマンスの高さによる中毒性
人気の理由① SNSによるバズり

オトナブルーは、実はリリースされてから人気が出るまでに3年間というタイムラグがありました。
人気に火が付いた理由は、新しい学校のリーダーズがTikTokで配信した動画がバスったからです!
現代は、TwitterやInstagram、TikTok、YouTubeなどSNSや動画サイトが多岐にわたり、そこでバズると世界中から注目を集めることになります。
無名の歌手や新人でも、SNSで注目されると一気に有名になれる時代ですよね。
オトナブルーは、その波に見事に乗ったと言えます。
人気の理由② 海外で大人気

オトナブルーは、日本で注目される前に海外で人気が爆発し、その後日本で話題になったそうです。
逆輸入された形ですよね。
海外で大人気となった理由は、
見た目やパフォーマンスが唯一無二で個性的
だからではないでしょうか?
セーラー服や髪型も特徴的で、ダンスも独特でシュール。
そのくせ、歌唱力やダンスのキレは抜群なので、人気になるのもうなずけます。
やはり個性があるというのは、強みですよね。
それに加え、SUZUKAの物怖じしない態度や、ノリのいいパフォーマンスも海外では好意的に受け入れられるでしょう。
上記で触れた「気持ち悪い」という理由も
日本の「恥の文化」から来ていると言えます。
日本では、「気持ち悪い」と感じられるポイントも、海外では「面白い」「セクシー」「独創的で最高」と評価されるのかもしれません。
人気の理由③ 昭和歌謡は耳馴染みがよい

オトナブルーは、昭和歌謡曲風のため、
日本人にとっては耳馴染みがよいものになります。
30代以降の世代には懐かしい曲調で、耳に残りやすい。
思わず口ずさんでしまうメロディです。
SNSの普及で、昭和の名曲が若い世代にも知られるようになったことも要因かもしれません。
TikTokの企画で、「#昭和に憧れる」チャレンジなどが開催されて、若い世代が昭和の名曲に触れる機会も増えました。
昭和世代だけでなく、平成、令和世代にも「昭和の名曲」は親しまれており、オトナブルーはその特性が強いため、人気となったのかもしれません。
人気の理由④ パフォーマンスの高さによる中毒性

オトナブルーは、賛否両論ありながらも、名曲であることは間違いないと思います。
加えて、新しい学校のリーダーズの実力も相当高いです。
くせが強いので、すぐには受け入れがたいのですが、歌唱力、ダンスのキレ、パフォーマンス力、どれをとっても実はレベルがめちゃくちゃ高いんですよね。
初見で「え?!何これ?」「気持ち悪い」と思っても、じわじわと「もう一回観たい」と思わせる魅力があります。
そして、恐ろしいことに、クセの強さが逆に強みとなって、他の楽曲との違いを際立たせるんですよね。

うちの家族もすっかり病み付きになってしまった(笑)
オトナブルー:気持ち悪い理由&人気の理由 まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は、新しい学校のリーダーズの代表曲「オトナブルー」について、気持ち悪いと言われている理由と人気の理由について考察しました。
オトナブルーが気持ち悪いと言われる理由は、
新しい学校のリーダーズのコンセプトが『日本の恥文化』に反する
という点が大きく影響していると感じました。
具体的に気持ち悪いと言われていたポイントは以下の8つでしたね。
・制服✖性的アピールの組み合わせ
・歌詞そのもの
・服装
・首振りダンス
・パフォーマンスが下品
・クセが強すぎる
・昭和のパクリ感が強い
・SUZUKAがふざけすぎ
また、批判が大きいにもかかわらず、人気が爆発した要因は4つです。
・SNSでバズったから
・海外で大人気となって逆輸入
・昭和歌謡は耳馴染みがよいから
・パフォーマンスの高さによる中毒性
新しい学校のリーダーズは、日本の規範や概念を飛び越えて、世界で活躍するアーティストのようですね。
日本では、反発や批判も多いと思いますが、反面、人気も高くなることでしょう!
これからの活躍が楽しみです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!