耳をすませば実写の天沢聖司はなぜチェロ奏者?バイオリン職人からの変更に視聴者の反応は?

耳をすませばという作品は少女まんが雑誌『りぼん』にて1989年に連載スタートし1995年にはスタジオジブリにてアニメーション映画として公開され興行収入は31.5億円と発表されている人気作品です。

中学生の日常や悩みを抱えている姿、甘酸っぱい恋愛模様が胸に響く作品で大人の人がみても10代の時の気持ちを思い出す、ノスタルジックな気持ちにさせてもらえる名作です。

そんな耳をすませばですが、2022年に松坂桃李さん、清野菜名さんのW主演で10年後の二人を描いたオリジナルストーリーを入れて実写映画化されました。

不朽の名作が実写化されたことで話題となりました。

当時、私も映画をみたいと思って感想を確認したら、実写映画では天沢聖司がバイオリン職人からチェロ奏者へ変わっていてよくも悪くもその部分が話題となり映画の感想もそのことで多くが占められていました。

今回なぜ天沢聖司がバイオリン職人からチェロ奏者へと変わったのかその理由と反応についてまとめてきました。

耳をすませば実写の天沢聖司はなぜチェロ奏者?

アニメでの耳をすませばといえば天沢聖司がバイオリンを演奏し主人公の雫が『カントリーロード』を歌うシーンが名シーンですよね。

天沢聖司といえばバイオリン職人のイメージが強いですがなぜ今回実写化にあたってチェロ奏者へと変更したのでしょうか。

私は以下の4点のことからチェロ奏者へと変更になったのだと考えます。順に説明していきます。

理由①:職人より奏者の方が舞台映えするため

まず1つ目の理由は、職人より奏者の方が舞台映えするためだと考えます。

私は映画をみるときに代り映えのないただ人が喋っているだけのシーンが長く続いたりすると飽きてしまうことがあります。

映画の平均上映時間は120分といわれていて、耳をすませばの上映時間は114分となっています。

映画の中では盛り上がるシーンを作る必要があり、バイオリン職人よりチェロ奏者の方が舞台映えして映画が盛り上がると考えて変更したのかもしれません。

理由②:チェロの音色が映画のイメージに合うため

2つ目の理由としては、チェロの音色が映画のイメージに合うためだと考えます。

バイオリン、チェロ、コントラバス、ビオラなど弦楽器はたくさんの種類がありますがその中でも人気の高い楽器がバイオリンとチェロですね。

バイオリンとチェロの最もわかりやすい違いとしてその大きさがあげられます。

チェロはバイオリンの2倍の大きさもあり、バイオリンより1オクターブ低く調弦されており低く落ち着いた音色を奏でます。

チェロの方はバイオリンと比べて大人の楽器とイメージされていることもあると思います。そのため二人の10年後の物語である今作では映画のイメージと合うためチェロに変更した可能性がありそうです。

理由③:映画「マエストロ」とのキャラ被りを避けるため

今回耳をすませば実写化にてW主演を務めている松坂桃李さんは2015年に公開された『マエストロ』という作品でバイオリン奏者の役を演じており、作中でもバイオリンを演奏するシーンが多くありました。

バイオリンの練習を一年間かけて行ったそうで、松坂桃李さんがバイオリンを演奏している姿をみたら「マエストロ」を思い浮かべる人も多いと思います。

キャラ被りを避けるために俳優さんを変えることもありますし、今回は松阪桃李さんが主演として決まっていたためバイオリン職人からチェロ奏者へやむをえず変えた可能性はありそうです。

理由④:チェロの方が習得しやすい

バイオリンはチェロと比べてとても小さい楽器ですが、バイオリンは肩と顎で挟んで演奏中はずっと構えていなければなりません。

チェロの方は座って構える楽器なので体への負担が少なく習得しやすいと言えるでしょう。また、チェロはベースパートを担当する楽器であるため楽譜が簡素に作られていることが多く、初心者にもわかりやすく習得しやすい楽器であると言えます。

耳をすませば実写:視聴者の反応は?

ここまでは耳をすませば実写化で天沢聖司がバイオリン職人からチェロ奏者へと変更になった理由について述べてきました。その変更によって視聴者はどのように受け止めたのかをみていきましょう。

良い口コミ:チェロ奏者の天沢聖司かっこいい!

映画のレビューを見ていてもチェロを演奏している松坂桃李さんの姿がかっこよく天沢聖司役としてぴったりだといった感想が多くありました。

松坂桃李さんが体や頭などの全身を使ってチェロを演奏するシーンがかっこよくて私も感動しました。

アニメから耳をすませばを知った人でなければ天沢聖司がチェロ奏者であっても違和感なく映画を楽しめることでしょう。

悪い口コミ:天沢聖司といえばバイオリン!

映画に対して低評価をしている人の多くはやはり天沢聖司がバイオリン職人からチェロ奏者へと変更したことが理由みたいです。

実写化でも天沢聖司が演奏し月島雫が歌うアニメさながらの名シーンがありますが実写化では歌う歌も「カントリーロード」から「翼をください」に変わっており、アニメ映画のイメージが強い人たちからはオリジナルストーリが受付けられず天沢聖司といえばバイオリンでしょ!といった感じみたいです。

耳をすませば実写の天沢聖司はなぜチェロ奏者? まとめ

耳をすませば実写の天沢聖司がチェロ奏者へと変更になった理由について

①職人より奏者の方が舞台映えするため ②チェロの音色が映画のイメージに合うため

③映画「マエストロ」とのキャラ被りをさけるた ④チェロの方が習得しやすい

上記の4つが理由として考えられました。映画をよりよいものにするための変更点であってアニメ耳をすませばとは違った作品として楽しめるようになっているのではないかと思います。今回の記事をみてまだ映画を見てない人が興味をもつきっかけになったり、映画を見た人がもう一回見直そうかというきっかけになったら嬉しいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です