金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』が初回から大好評のようですね。
このドラマの特徴は、なんといっても、
急にミュージカルが始まること(笑)
突如、キャストが歌い始めます!
ですが、
ミュージカルはいらないよね。
なぜミュージカルにしたの?
と思う方も一定数いるようです!
そこで今回は、ドラマ『不適切にもほどがある!』に注目して、
・ミュージカルはいらないと思う理由3選
・なぜミュージカル風にしたのか?
について、考察したいと思います!
不適切にもほどがある!ミュージカルいらない?
『不適切にもほどがある!』のミュージカル演出について、世間ではどのように感じているのでしょうか。
不適切にもほどがある
— ᐡ ̳ᴗ ̫ ᴗ ̳ᐡ♡ (@zp_rf1y) January 28, 2024
急にミュージカル始まるのなんなのWWWWWWWWWWWWWWWWWWW声出して笑った
「不適切にもほどがある」ミュージカルシーンがよかった。なんか歌うのが生理に自然な感じがした。ツイッター見てたら賛否両論ぽいけど、もともと生活の中にミュージカル的な感覚があるタイプとないタイプの人がいるのかも。頭の中で自作の歌とか歌ってしまうタイプにはとても自然な演出!
— 奈良絵里子 (@fukiteasobiki) January 28, 2024
不適切にもほどがある面白かった!でもミュージカル嫌いなので毎回あるとちょっと…あの時間マジで苦痛だった。
— harutaku (@harutaku62) January 26, 2024
不適切にもほどがある!
— しゅりじょー (@bp_shurijo) January 26, 2024
楽しみにしてただけにイマイチだった、、、ミュージカル調にした意味がまるで分からん、、、メッセージ性をもっと上手く伝えるべし。
面白い!と感じる人が多いようですが、やはり、ミュージカルが苦手と言う人もいますね!
『ミュージカルはいらない!』と思う人の意見は、概ね以下の3つのようです。
・ミュージカルの時間が長い(くどい)
・セリフが頭に入ってこない
・ドラマの雰囲気が変わってしまう
それぞれ詳しく見ていきましょう!
理由① ミュージカルの時間が長い(くどい)
まずは、ミュージカル完全に反対!というわけではないものの、
・1回あたりの歌う時間が長い
・ミュージカルになる回数が多い
と感じてしまい、結果的にくどいと感じてしまうという意見がありました。
特に1話では、前半のミュージカルは新鮮で面白かったものの、後半になってくると飽きてしまうようです。
最初はよかったけど、ちょっと多すぎると感じてしまったようです。
理由② セリフが頭に入ってこない
ミュージカルにすることで、せっかくのセリフが頭に入ってこない!という意見もありました。
踊りや音楽に気がとられてしまい、肝心のセリフがよく分からなかった、というのは確かにありますね。
いいことを言ってるんだから、ちゃんとセリフとして喋ってほしいということですね。
理由③ ドラマの雰囲気が変わってしまう
ミュージカルにすることで、話の雰囲気が急に変わってしまうのが嫌だという意見もありました。
確かに、真面目なシーンやピリッとした空気の中でいきなり歌いだすと、急にコメディ感が出て空気が変わりますよね。
そのままの雰囲気でいってほしかったのに、と残念に思う人もいるようです。
不適切にもほどがある!:日本人はミュージカル苦手な人が多い!
そもそも論ですが、
日本人はミュージカルが苦手な人が多い!
という説があります。
ミュージカル嫌いとして有名なタモリさんは、その理由を3つ挙げていました。
①普通に話している人がいきなり歌いだすのは不自然
②死にかけているに人が歌いだすことについてゆけない
③日本人のくせにアメリカ人のようなオーバーな表情・動きをするのが受け入れがたい
タモリさんらしいね(笑)
『不適切にもほどがある!』の中では②はなかったですが、①や③のように感じや人も多いのではないでしょうか。
突然歌いだすので、慣れていないとついていけないと感じてしまうかもしれません。
ミュージカルは見ていて恥ずかしい?
ミュージカルを見ていると、
なぜか見てる方が恥ずかしいような気持ちになる
と感じる人も多いのでは?
タモリさんも、『なんかミュージカルって恥ずかしくなるんだよね。』と言ってましたね。
この気持ちは、『観察者羞恥』と呼ばれるようです。
相手が実際に恥をかいていないにも関わらず、それを観察している自分が自分事のように恥ずかしい想いをする現象。
Hatena blogより引用
日本人は、『恥の文化』と言われるだけあって、恥ずかしいという気持ちに敏感なのかもしれません。
日本語はミュージカルに不向き?
日本語の構造自体がミュージカルには向いていない
というのは昔から言われています。
そもそも西洋では、日常の会話と歌詞で、それほど構造に違いがないため、違和感が少ないのだとか。
一方、日本語の場合、日常会話では主語や目的語が省略されがちです。
短くても、前後の文脈から意味を類推して会話を続けられますが、ミュージカルになったとたん、文が長い。
例えば『不適切にもほどがある!』1話で
話し合いましょう~♪
たとえわかりあえなくても~♪
こんなおっさんだからこそ、ロボットじゃない僕達だから出来ること~♪
それは話し合い~♪
これは、普通に話せば、
話し合いしません?
僕らができるのってそれくらいでしょ?
で終わりそうなものですが、歌になったとたん長いですよね(笑)
不適切にもほどがある!なぜミュージカルにしたのか?
では、ドラマ『不適切にもほどがある!』ではなぜあえてミュージカル風にしたのでしょうか。
その理由は、
・言いたいことをマイルドに伝えるため
・理屈・説教っぽくなってしまうのを避けるため
だと思われます。
このドラマは、昭和の価値観で、令和の考え方に一石を投じる役割を果たしています。
価値観と価値観のぶつかり合いなので、セリフのままだと、説教染みた感じになってしまうのを避けたかったのでは?という見方が多いですね。
え~、セリフのままでいいのに。
ここも、令和と昭和の考え方の違いが出ているのかもしれません。
昭和に共感できる人にとっては、言いたいことを直接ぶつけてほしいと思いますが、令和世代は、威圧的な意見には抵抗感を覚えがちです。
会社での部下への𠮟り方も、相手に配慮した伝え方をするというのが、令和の流れになってきているようなので、このドラマも、
視聴者である令和世代(Z世代?)への配慮から
言いたいことをストレートにせず、ミュージカル風にすることで、マイルドにしたのでないでしょうか。
不適切にもほどがある!ミュージカルいらない? まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、ドラマ『不適切にもほどがある!』でミュージカルに注目しました。
まとめると、
<ミュージカルはいらないと思う理由>
①ミュージカルの時間が長い(くどい)
②セリフが頭に入ってこない
③ドラマの雰囲気が変わってしまう
<なぜミュージカル風にしたのか?>
・言いたいことをマイルドに伝えるため
だと思われます。
今後も、ミュージカルは続くようなので、苦手な人はキツイかもしれませんね。
ですが、非常に面白い作品ではあるのでおすすめです!