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この記事では、
『笑うマトリョーシカ原作ネタバレ結末!黒幕(真のブレーン)の正体はだれ?』
と題して、ドラマ『笑うマトリョーシカ』の原作ネタバレをご紹介していきたいと思います。
『笑うマトリョーシカ』は、早見和真さん著書の小説が原作で、優秀な若き政治家が誰かに操られているのでは?という疑念を解き明かすミステリー作品です。
一体だれが、清家一郎を操る黒幕(真のブレーン)なのか、気になりますよね。
最終的に結末はどうなるの?
今回は、『笑うマトリョーシカ』の原作小説を元に、
・笑うマトリョーシカの原作結末ネタバレ
・黒幕(真のブレーン)の正体
といった内容について、詳しくご紹介します。
※原作のネタバレを含みますので、ドラマ未視聴の方はご注意ください。
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笑うマトリョーシカ原作結末ネタバレ!
『笑うマトリョーシカ』では、いくつもの謎が登場します。
ドラマを観た方は、
・笑うマトリョーシカの意味
・清家一郎(桜井翔)と鈴木俊哉(玉山鉄二)の関係
・道上香苗の父兼高(渡辺いっけい)を殺した犯人
など気になる点が多いですよね。
これらについて、原作小説からネタバレしていきます!
原作結末ネタバレ:笑うマトリョーシカの意味は?
『笑うマトリョーシカ』の意味は
『清家一郎』という政治家を操っている真のブレーンがいるという意味です。
マトリョーシカとは、ロシアの伝統工芸品で、大き人形の中に、少し小さい人形が入っており、その中にもまた人形が…というように、1つの人形の中にいくつもの人形が重なって入っています。
本作では、清家一郎はマトリョーシカのように、何層もの仮面をつけているという前提で話が進みます。
清家一郎が今の地位を築き上げたのは、実は友人・恋人・母親といった複数人間の策略によるものでした。
彼の表に見える行動や言動は、全て計算され尽くしたもので、この清家一郎という政治家を本当に動かしている黒幕=『笑うマトリョーシカ』でしょう
原作結末ネタバレ:清家一郎と鈴木俊哉の関係は?
結論から言うと、
鈴木俊哉(玉山鉄二)は、清家一郎の最も優秀なブレーンの一人です。
実は、鈴木は高校時代からずっと清家の影として、裏で操って(支えて?)いました。
清家の政治家としての行動や発言内容は、すべて鈴木が考え指示していたのです。
鈴木について、簡単に説明すると、
・鈴木と清家は、高校(愛媛の有名進学校)の同級生
・高校時代は学年1位、東大現役合格と頭脳明晰
・鈴木は父親の不祥事から、自分自身が表に立つことは諦めている
・高校時代から清家を政治家にする目的のために行動している。
・清家に対して支配欲がある。
・清家の母親と肉体関係があった。
が、しかし結局のところ、鈴木はその知能を利用されていただけで、最後に笑うマトリョーシカではなかったというのがオチです。
原作結末ネタバレ:道上香苗の父はなぜ殺させた?
鈴木香苗の父(鈴木兼高)が殺された理由は、
清家一郎に関する都合の悪いネタを探っていたからです。
香苗の父が調査していた内容は、
①清家一郎の自伝に秘書の鈴木俊哉のことが全く触れられていない理由
②清家一郎と鈴木俊哉の奇妙な関係
についてでした。
娘の香苗にも協力してもらおうと車から電話をかけた矢先、トラックが突っ込んできて亡くなってしまいます。
しかし、この香苗の父のエピソードは、ドラマオリジナルです!
原作では、香苗の父は登場しません。
道上兼高は、ドラマオリジナルキャラですが、原作にモデルとなった人物がいます。
原作では、以下の3人の人物が交通事故で殺されて(殺されかけて)います。
①清家一郎の先輩議員:武智和宏
②清家一郎の母の再婚相手:清家嘉和
③清家一郎の秘書:鈴木俊哉(未遂)
この3人の人物が殺された(殺されかけた)動機は、清家一郎にとって邪魔な存在になったからでした。
香苗の父・道上兼高も、清家一郎の将来にとって弊害となるため消されたのでしょう。
原作から読み解くと、犯人の可能性があるのは、以下の3人だと思われます。
犯人候補①:清家一郎の元恋人
犯人候補②:清家一郎の母
犯人候補③:清家一郎本人
原作では、上記の人物が殺人に関わっています。
ドラマでは、秘書の鈴木俊哉が怪しいですが、原作では彼自身も殺されかけるので、犯人の可能性は低そうです。
が、ドラマオリジナルエピソードなので、鈴木俊哉の可能性も0ではありません。
原作結末ネタバレ:清家一郎を操っていたブレーンは?
原作では、清家一郎を陰で操っていた人物は3人います。
①清家一郎の母:清家浩子
②清家一郎の秘書:鈴木俊哉
③清家一郎の元恋人:三好美和子(真中亜里沙)
取材の際、香苗は清家一郎に対して、AIと喋っているような印象を抱きます。
実は、清家一郎には自分というものがなく、周りの人間の意見を真綿のように吸収し、それがあたかも自分であるかの様に表現するという、特殊な才能が秀でていました。
そばにいる人間は、清家一郎のその特性に惹かれ、自分の思う通りに操ってみたいという支配欲に駆られます。
結果、清家一郎は3人の人間から操られていたことになります。
1人目は清家一郎の母親(清家浩子)です。
清家浩子は、一郎の幼少期より、友達の選別や不必要な情報の遮断など完全に息子をコントロールしていました。
中国人の母と日本兵との間に生まれた浩子は、復讐のために一郎を利用しようとします。
息子を日本の総理大臣にし、陰で自分が操ることが、浩子や浩子の母にとって日本人への復讐だったのです。
清家浩子は、一郎の同級生だった鈴木俊哉と体の関係を持ち、彼も同様に操ります。
※しかし一郎が27歳のとき、浩子はブレーンの立場から切り捨てられます。
2人目のブレーンは、秘書の鈴木俊哉です。
鈴木は、清家一郎の高校の同級生で、学年1位、東大卒の秀才です。
高校時代に清家と出会った鈴木は、自分の力で清家を政治家にしてみたいと考えます。
以後、鈴木はずっと清家の代わりに演説原稿や立ち居振る舞いなどを細かく指示してきました。
清家一郎をコントロールしてきたのは自分だという自負もある鈴木。
※しかし、鈴木も43歳のとき、交通事故により殺されかけるのです。
最後のブレーンが、清家一郎の元恋人である三好美和子(本名:真中亜里沙)です。
ドラマでは、美恵子という仮名で、田辺桃子さんが演じていますね。
美恵子は、大学時代一郎と付き合っており、母と鈴木の関係を知った市郎は、二人よりも美恵子の影響を強く受けるようになります。
※しかし、美恵子も最後には清家一郎のブレーンではなくなるのです。
原作結末ネタバレ:最後に笑うマトリョーシカ=黒幕は誰?
ここが、本作最大のネタバレになりますが、
最後に笑うマトリョーシカ(黒幕)=清家一郎です!
清家一郎という人間は、昔から純粋で、気弱、一人では何も出来なさそうな人物と思われていました。
こういったタイプの人間は、周りの支配欲を掻き立てます。
鈴木をはじめ、母親や恋人など、周囲の人間が私欲のために利用し、自分こそが清家一郎を操っているのだと思わせていましたが、
実は、全てが清家一郎の策略だったのです。
自分を操っているという快感を与え、利用したうえで、最後は切り捨てます。
高校時代、「清家一郎という男は心の底が見えない」と鈴木が感じていたように、清家は何枚もの仮面の下に本当の自分を隠していたのでした!
黒幕である清家一郎が、自分を操っていたブレーンを全員切り捨てた理由は、
『自分を見くびるな!』という思いがあったからだと思われます。
清家一郎は、常に誰かの欲求に利用されていました。
操ってきた人間たちは、自分のことを見下していると一郎は感じていました。
何枚ものマトリョーシカを被った一番下で、清家一郎はずっと笑っていたのかもしれませんね。(怖い)
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笑うマトリョーシカ原作とドラマの違いは?
「笑うマトリョーシカ」早見 和真#読了 しました
— カコトラ (@Tora10Yoshinobu) June 24, 2024
この作者好きなんよなぁ。
最後までミステリーではないんやけど、謎解きのような物語やった。ただ個人的には最後のオチがうーん、、、わかりにくかった🤣話としては面白い内容ですよ✌️ pic.twitter.com/vzn8H6n1TC
ドラマ『笑うマトリョーシカ』と原作の違いについて考察していきます。
原作では、主人公は清家一郎であり、初期の頃は主に秘書の鈴木の視点で語られます。
が、ドラマでは、記者の道上視点で物語が展開されるようですね!
現時点で判明してる相違点は以下のとおりです。
ドラマが進むにつれて更新しますね^^
違い①:主人公が異なる
違い②:道上香苗の父のエピソード
ドラマの主人公は道上香苗(水川あさみ)
原作小説では、政治家の清家一郎(桜井翔)が主人公です。
ストーリーは、鈴木、清家、香苗の視点から語られ、読者は主に鈴木の視点から清家という人間を捉えていました。
一方、ドラマでは記者の道上香苗が主人公となっていますね!
視聴者は、香苗と一緒になって、清家と鈴木の関係について探っていくので、より臨場感を持って謎解きを楽しめそうです。
道上香苗の父のエピソード(ドラマオリジナル)
ドラマでは、香苗と同じく清家一郎について探っていた香苗の父が交通事故で亡くなります。
ですが、明らかに作為的に殺されたものと予想できますね。
原作では、3人の人間が同じように交通事故に遭い、そのうち2人は亡くなります。
香苗の父は、清家一郎、もしくはそのブレーンのうちの1人に殺されたのでしょう!
笑うマトリョーシカ原作結末ネタバレ!まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、『笑うマトリョーシカ原作結末ネタバレ!ドラマとの違いを考察!』と題して、ドラマ『笑うマトリョーシカ』の原作結末のネタバレやドラマと原作の違いについてお届けしました。
ロシアのマトリョーシカ人形に見立てて、幾重にも重なる人間の心の闇にスポットを当てたすごい作品ですよね。
日本を牛耳る官房長官というマトリョーシカの一番奥で笑っていた芯の部分は誰だったのか?
結末まで知ると、タイトルの意味に納得しますね。
ドラマでは、どのように描かれるのか最後まで目が離せません!